習熟(しゅうじゅく)

learning

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定義:JIS Z 8141-5510要約

同じ作業を繰り返すことで、慣れや改善によって、作業時間が減少する現象

習熟曲線(learning curve)

作業時間の減少を表した曲線。人の習熟は、普通、指数関数的な減少が見えることから、習熟曲線で表すことができる。

補足:

習熟の対象は人

習熟の対象は人である。作業時間の減少は、繰り返すことによる人の学習により「手順を覚える・技量が向上する・作業を遅らせる動作が減る」等、があげられる。また、治工具の配置や治工具の小改善等も習熟に関わる。これらの要素を総体した作業時間の減少傾向は、累積平均作業時間としてグラフにすると、指数関数的に減る様子が見える。

[考え]

習熟は作業時間の減少効果だけではなく、技量も向上する。1993年(30歳時)に自ら行った”電子機器組み立て技能検定1級”受験のための技能練習において、作業時間の短縮の効果とともに、技量向上の効果が確認できた。目標とする品質レベルと、自身の出来栄えを比較しながら技法を見返すことで、技量の向上を図ることができる。練習を始めたときは素人レベルの状態であった私でも、90%習熟曲線※1を描いて目標を設定し作業を繰り返したことで、検定試験合格レベル(92.5点)の技量にすることができた。(久保田)

※1.90%習熟曲線:1回目、2回目、4回目、8回目と、倍々時点での累積平均作業時間を見たときに、90%ずつ作業時間が減る様子を描画したグラフ(対数グラフを用いると直線で表記できる)。人の作業時間は、およそ90%程度の習熟曲線に近似して減少するといわれている。90%はあくまでも目安であり、個人の改善特性や、作業の性質により減少する数値(%)は前後することが、私の経験(習熟曲線の利用が必須であった職務)からもわかっている。

 

記載:2024年9月2日

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